
岡山朝鮮初中級学校(倉敷市水島)のトイレ改修のクラウドファンディングが7月1日から始まりました。実はこの知らせを聞いたとき、私の心は二十年以上前にフラッシュバックしました。
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「青春時代が夢なんて、あとからほのぼの思うもの」
という昔の歌がありましたが、私には「朝鮮学校のトイレを掃除した青春時代」があります。実際には当時39歳。少し青春とは呼びづらいですが、青年会議所だって40歳まで「青年」だから許されますよね(笑)。
行政書士になって4年くらいの頃、ひょんなことから旧岡山朝鮮学校(岡山市)で行うアートプロジェクトに加わった私。日本人と在日コリアンの人たちがアートを媒介にして、ぎこちないながらも一緒に活動した2年間でした。プロジェクトは「朝鮮学校ダイアローグ(対話)」と名付けられていました。
はじめのころにしたのが、会場となる旧校舎の掃除。そのとき私は、なぜか朝鮮学校のトイレが気になって仕方なく、ずーっとトイレをブラシやスポンジで磨き続けたのでした。
学校という場所は、関係者以外深くかかわることはありません。ましてや日本人にとっての朝鮮学校は、とても遠い存在です。そのトイレ掃除ができるほど距離が近くなることは、本当に奇跡的だ!と私は感じたのです。今しかできない経験だと思って、感謝と親愛の心を表すためにトイレをピカピカにするぞ、とブラシを手に取りました。
しかし、老朽化したビルの古いトイレがそんな数時間の掃除で華麗に変身するわけはなく、大量に使った水が排水されず床にたまり、かえってやばい感じになったのでした(大汗)。
それでも私は汗だくになって掃除を終え、謎の満足感とともに弁当を食べたのでした。そのあとにもぎこちない交流(今から考えるとほほえましすぎる)は続き、多くの思い出を残してプロジェクトは終了しました。そのとき一緒に活動した人々は、その後いろんな方向へ離れていきました(みんな元気に暮らしてますけど)。
詳しくは、以下のブログ「朝鮮学校ダイアローグ」をご覧ください。
https://dialogueokayama.blogspot.com/
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いけない、いけない、クラウドファンディングの話でしたね。
私の掃除した旧朝鮮学校ではなく、現在の朝鮮初中級学校のトイレが老朽化したので、改修費用をクラウドファンディングするそうです。国籍にかかわらず子供たちにとってトイレは大切なものです。「健康で文化的な最低限の生活」に関係する場所だと思っています。
やはり二十数年前、私は岡山大学留学生宿舎に行くことがあり、そこの共同トイレのひどさに驚愕したことがあります。ある個室はドア板の横幅が寸足らずで閉めても隙間が空き(当然鍵もかからない)、あるドア板は逆に横幅が大きすぎてドアが閉まらない(笑)。今は改修されているだろうと信じていますが。
トイレは、大切なんです。どうして今までお金をかけることができなかったのか。校舎というのは莫大な建設費がかかるけれど、朝鮮学校には設備建設・改修の補助金が出ないので巨額の費用を私費で払います。関係者は必死で建設費を集めたと思いますが、それでも限界があったのではないでしょうか。
このような一般向けのクラウドファンディングは、今まであまりなかったのではないかな、と思います。公募という形をとることにしたのは、この社会に良心があることを信じてくれたからではないでしょうか。私は、その信頼にこたえたいな、と思っています。

目標は300万円です。サイト(ここをタッチ)を見ていただいて賛同する方は、ぜひ一緒にトイレをきれいにしましょう。朝鮮学校とかかわる機会(チャンス)は、本当に少ないですから。


